どうもサラリーマン書評家のそれのすけ(@sorenosukeworld)です
僕は某飲食チェーン店の店長をやっていた時代に、上司とか人事の方々にこんなことを言われました
「うちの会社でとりあえず3年頑張りなさい」
「ここでダメだったらどこに行っても通用しないよ!継続は力なり!」
これけっこう言われた経験ある人いるんじゃないかなぁーと思うんすけど、
とかくこの国は、
コツコツ努力することが至高デアル!石の上にも3年ナノデアル!!!
といった社会の雰囲気がそこらじゅうにあるなぁって感じます
ホリエモンこと堀江貴文氏の書いた『多動力』はそんな空気に対して思いっきり中指を立てるロックな本でした
多動力 (NewsPicks Book)
堀江 貴文 幻冬舎 2017-05-27
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これからの時代に本当に価値ある仕事、ものやサービスを生み出すためには何が必要なのか?一つの仕事にとらわれない柔軟な考え方が学べる良書でしたのでレビューします
それではいってみましょ
多動力とは一つのことにとらわれず深く没頭する力
冒頭でもいったように、日本人はとにかく地道にコツコツと一つのことに取り組む。取り組まなければならない!それが美しいんだというような考えが根強いです
バカなブログだな。今時、イケてる寿司屋はそんな悠長な修行しねーよ。センスの方が大事
寿司職人の“飯炊き3年握り8年”は時代遅れ? ホリエモンの斬新な考えとは 求人@飲食店.COM https://t.co/ST0fzYsHYU— 堀江貴文(Takafumi Horie) (@takapon_jp) 2015年10月29日
ホリエモンが以前ツイッターで「寿司職人が何年も修行するのはバカ」といった趣旨のつぶやきをしたところ炎上したことがありました
これは飯炊きや他の雑務で肝心の寿司を握るという寿司屋のメインにたどり着くまで10年かけたりするぐらいだったら、専門学校で3ヶ月学んで実践したほうがいいよねっていう発言でした
この炎上をみて、
ツライことを文句も言わず黙々と長い時間かけてやることが良いとする風潮、またそれを結果的に後押ししているような人がたくさんいることに驚きました
この考え方ってサービス残業や長時間労働を強いるブラック企業の体質そのものだったりするんじゃないかこれ。。。
最近知り合いの子が「うちの彼氏は実家が寿司屋でそこで働いてるんですよぉ〜。今はまだ天ぷらしか揚げさせてもらえてないですけど」って言ってた
その彼は店で実際に寿司握らせてもらえるまでどれぐらいかかるんだろう…
この『多動力』では
一つの仕事にこだわるだけでは価値が生み出せない時代に変わってきている
なので今までの考え方は捨ててたくさんのことにハマるべきというようなことが何回も語られます
これは本当に同意。
フィギアスケートの羽生結弦くんのように、一つのことを極めて唯一無二の存在になれる超一流は本当に一握りの限られた人だけなんですよ。残念ながら。。。
僕もあなたもそんな人間じゃないですよね!?
だから僕らのような凡人は違った人生戦略が必要になってくる
それは
一つのことにこだわらずいろんなことに熱中し、何個かの選択肢(仕事)を常に持っておく
これが必要なんですねと理解しました
凡人も唯一無二の存在になれます
僕の先輩がこんなことを言ってました
「俺はこの職種で一生食っていく覚悟がある!人間誰しもそれぐらいの気持ちで働かないといけないし、それができない奴はダメだ」と
これを聞いて僕は「…まぁ、熱いっすね〜」とは思ったんですけど、
カッケーとかマジ憧れますわぁ〜っていう感情は1ミリも湧き上がってこなかったんですよね
なんでかなぁーってちょっとモヤモヤしてたんですけど『多動力』読んで気づきました
僕は一つの職にこだわる危うさと閉塞感を本能的に感じてたのかな、と
一つの職で100万に一人の人材になるのはオリンピックに出場するくらいハードルが高いです
凡人にはとても無理そうな話。。。
しかーし!!!だがしかし!!!駄菓子菓子
凡人でも頑張り方を変えればあなたしかいない=唯一無二の存在になれます!
その方法は
三つの分野で100人に一人になること
そうすれば100×100×100で『100万人に1人』の人材になれる
このようなことが書いてあります
なのでこれからは
一つだけの職業で一生を終える人は少なくなっていって、いろんな肩書きを持った生き方をする人が増えていくんだ
と納得しました
これならそこまで不可能じゃない気がしてきません?まぁ簡単なことではないですが。。
僕でいえば7年間飲食サービスの世界で死ぬほど働いてたんでおそらく100人に一人にはなれているような気がするし、
ブログなら、1年間かなりの頻度で更新続けられればたぶん100人に一人になれる気がする。
あと一つは現在模索中ですが、
カンフーインストラクターとか、ドローン資格とってドローンカメラマンになっちゃうとかでもおもしろそうですね
それで100人に一人になれればこれで僕は100万人に一人の唯一無二の存在になれるのだ!
なんか現実味が出てきて妄想が膨らみますが、
とにかく書かれていることで何回も強調されていることは、
- 好きなことにハマってそれを一気に極める!
- 飽きたら他の気になる分野にまたハマって極める
これが主題のほとんどだと思います。これぞ多動力!
1と2を繰り返していくと自然とたくさんの肩書きが増えて、自然とあなたがやっていることは『他の誰かに代替できること』ではなくなって『あなたじゃないとできないこと』にひっくり変える
なんだか夢がありません?
まとめ
書評というよりかはなんだかほぼオピニオン記事になってしまった感がいなめないですが、
それでもいいのです。
僕の中での良い本の基準は
読んでいるとき、もしくは読み終わったあと色んなことを考えさせられる
これに尽きます
そういった意味ではこの『多動力』は間違いなくよき本でした!
ポイントを超訳すると
- 今までの常識、考え方は全部捨てよ!
- 好きなことにハマって、飽きたらすぐ次にいけ!一つの場所にこだわるな
- 自分の時間を有効に使う技術を身に付けろ
これがこの本のエッセンス(本質)かなと思いました
内容が気になった方はこちらからどうぞ
多動力 (NewsPicks Book)
堀江 貴文 幻冬舎 2017-05-27
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あなたはこれを読んでどんなことを考えるでしょうか
ぜひ読んでみてくだされー
それではまたっ
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