【書評】『いちばんやさしい哲学の本』を読んで。哲学ってけっこうおもしろいじゃんって思った話

 

ごきげんよう!

それのすけです。

 

以前ネタで書いた記事に対してめちゃくちゃやさしい方(匿名)が

アマゾン欲しいリストにあげていた本を送ってくださいました。神!
それのすけの欲しいものリスト

『いちばんやさしい哲学の本』

 

ブログってすげぇ…

いろいろ書いて言ってみるもんですね。

本が届いた日には小躍りするぐらい嬉しかったです。

 

だからさ、せっかくなんでレビューしたいと思います。いや、させてください!

 

結論からいっちゃうと、哲学ってけっこうおもしろいじゃんってことがわかった!

 

確かに、ムムムッ…どゆこと???っていうところもあるっ…

あるにはあるけど、

 

ほぉ〜、なるほどねぇ、そーゆー風に考えたのねぇ〜、なるほどねぇ〜

っていう気づきを得ることもけっこうありました。

 

送ってくださった方、ホントにありがとうございます!大切に読ませていただきました。

 

それでは哲学の本のレビューいってみましょ!

 

 

哲学はムズカシイっ…!その誤解と洗脳を解放しよう

まずね、哲学ってなんかムズカシそうじゃん!?

『我思う、故に我アリ…』

とか言われても

 

は?あ、はい…

 

って感じじゃないですか。

いや意味わからんし、みたいな。

 

それわかるっ!わかるわ〜!

完全に過去の自分と一致。

歴史の授業とかでもちょろっと哲学の偉人たちの話が出てくることあったけど全く興味なかったっすもん…

 

この『いちばんやさしい哲学の本』は

タイトルに堂々と書かれているとおり、やさしく哲学のことを教えてくれます。

まさに哲学の入門書にぴったり!

歴史に沿って歴代の哲学の巨人たちの考え方をわかりやすく解説してくれます。

めちゃくちゃシンプルな図解がさしこまれていて視覚的に理解できるよう配慮してあるところも嬉しいポイント。

そこまでコムズカシイことは書いてないのでじっくり読んでも1日〜2日あれば十分読んで理解できる内容でした。

 

だから

て、哲学の本っ…!くっ…

と肩ひじはらずにちょっとした心理学の本を読むような感覚で読めるのは魅力です。

 

逆に本気で哲学のことを勉強してぇ…!っていう気合いに燃えている人にはちょっと物足りないかもしれないです。

僕みたいな「テツガクってなにそれオイシイノ…?」レベルの人間にはちょうどいいあんばい。

読み進めていくと意外なほどサクサク理解できますよ

 

テツガクはムズカシイ…

そんな先入観から解放されよう!!!

 

哲学の偉人たち、そのユニークな考え方を紹介するよ

そんでね、意外なほどあっさり読了できたんですけど(ムズカシイところは飛ばしながら)

その中でも、

「おっ、これはオモロイ考え方やんけー!」

っていうのがあったので紹介していきます。

 

①プロタゴラス「人間は万物の尺度である」

あっ…(コムズカシそうだ)

ってそっと戻るボタンを押そうとしたあなたっ!!!

ちょっと待って、ねぇ、ホント難しくないから!

お願い!チョマっ!!ちょまーっ!!!

 

このプロタゴラスっておじさんが言ったことをめっちゃ簡単にいうと

人によるよね!

ってことです。(これが相対主義ってやつ)

 

これね、僕もよく使います。

めんどくさい恋愛相談とかされた時とかに多用しますねー

「それのすけくん、こんな人どう思う?」

僕「うーん、それは人によるよねぇ…ふーむ。」

「じゃあこれと、これだったらどっちがよろこぶと思う?」

僕「えーっと、、これかなぁ。。あっでも好みは人によるからねぇ。ふーむ…」

などと答えているような答えていないような回答をひねり出します。

 

いわば現代によみがえったプロタゴラス!

そうとらえていただいて差し支えないんじゃないでしょうか。

どーもこんにちは、プロタゴラスそれのすけです。

 

これを僕は人による理論と呼んでいます。

どんなめんどくさい議論もこれによって一蹴できる非常に便利なもの。人による理論最強説!

ですが、建設的な話し合いは一切できないので最悪いちじるしく信用を失う可能性が大いにある、ということを付け足しておきます。

 

若干話がそれましたが、こんな風に考えると

なんだ、哲学ってめっちゃ身近なものなのかもっ!?

って思いません?

 

②ソクラテスの無知の知

ソクラテスって名前ぐらい聞いたことある人も多いのでは?

彼の哲学は

「自分がいかに何も知らないか、ということを知りなさい」

ということ。

これが無知の知

自分は何も知らない、それを自覚しているってことはそれだけで大きなアドバンテージなんです!

世の中いかに自分が何もわかっていないってことを知らない人がなんと多いことか…

 

自分のほうが正しい、そんなことはわかっている!

 

こういった態度の人は『無知の無知』の典型です。シンプルにいうとバカ、なんです。

あなたの周りや会社にもいませんか?こんな上司や先輩が。

 

自分の頭で考えるための出発点としてこのソクラテスの無知の知、何も知らないことを自覚する能力は必須。

そこからがやっと出発点。

自分の頭で考える、これはこれからのAI時代を生き抜く僕らの大きなテーマになっていく気がしています。

考えるつながりでこれも面白いよ↓マンガでサクッと。

 

軽く脱線しましたが、

まず自分が知らないことを理解する。知らないことがわかったらそれを追求して真理を追い求めよ!

これがソクラテス先生の熱いメッセージなんですね。

ソクラテス先生ェ…かっけぇ…

 

③神は信じた方がお得!?パスカルの神の存在の考え方

僕が『いちばんやさしい哲学の本』を読んでいていちばん面白いと思った哲人がこのパスカルの考え方。

神は存在するのか?

といった問題に

神がいる方に賭けた方がお得だよねっ!って回答してる。

これめっちゃ面白くないですか?

神さまがいるいないの問題をギャンブルで考えたって発想もそうだけどその中身を知ってさらに納得。

どーいうことか?

神様がいないに賭けた場合

・もし神様がいたら信じなかった罰で地獄行き

・神様がいなかったら賭けには勝つけど得るものは何もない

神様がいるに賭けた場合

・神様がいたら天国行き

・神様がいなかったら、賭けには負けるけど失うものものは何もない

 

つまりどちらにせよ神様がいる方にベットした方が損することはないよってことを言ったわけです。

神は信じた方がお得!

これはなんか目からウロコでおもしろい考え方だと思いました。

なので僕は今日から神様を信じることにします!w

 

まとめ

どーですか?

少しでも哲学って面白そうって思ってもらえたら嬉しいです。

一緒に少しづつ勉強していきましょう!

 

まとめます!

  • 哲学ってけっこう身近な学問だよっ!
  • 哲学の偉人たちの考え方はユニークだけど現代に通用するものもたくさん
  • 『いちばんやさしい哲学の本』は哲学入門にぴったりの本

こんな感じです。

ゴリゴリに哲学勉強したい人向けではないけど、サクッと過去の哲人たちの考え方を知る上ではベストな本だと思いました(小並感)

 

気になった方はぜひ手にとって読んでみて!

 

それではまたっ!

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