〜四国自転車お遍路旅10日目〜 愛媛のなが〜い一日、山登りの日

ごきげんよう!

それのすけです。

四国は、マルナカってスーパーがめちゃくちゃあります。

っていうかほぼマルナカ一強状態?

イオンより絶対ある。

あと、コメリとクスリのレディとコーナン。

この3つを含めた、4天王は四国を語る上でかかせない存在。

マジでそこらじゅうにある。

キャンプする日はたいがいスーパーマルナカを愛用しているので、マルナカのテーマソングを覚えました。

店内中に永遠響き渡ってるからねマルナカソング。

もはや洗脳に近いものがあります。

み〜んなのぉゆ〜めを〜、ショ、っピン、グゥ〜♪

マルナカ〜♪マルナカ〜♪仲間かな〜♪

最近この歌が頭から離れません。

ラストソングシンドロームがひどい、ひどい中毒性や!

はい、そんなわけで10日目です。

2018年5月17日

5時にテントを這いだし、ガサゴソと身の回りを片付けながら朝ごはん。

といっても味噌汁とコーヒーとゆで卵のみの簡単なもの。

ゆで卵は万能栄養食なので、ボイルしてストックをもっておけば非常食に最適。1日ぐらいはもつからね。

坂東英二がゆで卵大好きな気持ちがわかるわぁ〜

ゆでタマゴ最高です。マヨネーズがあればなおよし!

7時前にキャンプ場を出て41番札所、龍光寺を目指す。

さっそく37キロぐらい離れているのがつらい…

しかも地図をみるとけっこうな山を越えていくかんじがする…

しかも2箇所ぐらい…

もう山登りはいやぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!

そうはいっても進まないことにはお遍路が終わらないので、なんとかカラダにムチ打ってペダルをこぐ。

昨日の150キロ越えの移動のおかげですでに足はパンパンにはりまくってる状態だけど今日はどこまで行けるだろうか。

さっそくの上りと下りのアップダウンの連続で景色を楽しんでいる余裕はカケラもない。

っていうか景色自体、山道なのでとくにこれといって感動するようなものでもないのだけれど。

連日の山道走行の連続で景色に対する感動がうすれてきているのかも。

高知は景色よかったもんなぁ…

あぁアイスクリンが食べたい…

アイスクリンおいしい。

9時に龍光寺に着く予定が結局着いた頃には10時をまわってしまっていた。

最後の2キロで場所がわからずめっちゃ迷ったからだ。

ちくしょー…

案内版の書き方が悪いのか、自分の理解力が足らないのか、道なき砂利道にいざなわれたからね。クソが。

とにかく龍光寺参拝終了!

お次の42番仏木寺(ぶつもくじ)は超近い!3キロ!

楽ショーでクリア☆

よーし、こっからがまた山登り。

43番明石寺(めいせきじ)までは17キロ。

あいだの山を一つ越えないといけない。

はぁー……。ツライわ…。

山道はホントツライわ。

ツライかキツイ、これしか言葉がない。

もしくはしんどい。

それ以外のなにものでもない。

くだりはいいが登りはだめ。

俺の大腿四頭筋とハムストリングス(自転車で使う太ももの筋肉)が悲鳴をあげているぜぇぇぇぇえぇえっぇえぇいいいい!!!!

フンギィ!ふんぎぃ!いいながらようやく峠をこえてくだり坂。

今までの苦労が報われる瞬間である。

ボタボタと垂れ流していた汗が風を切って蒸発していく快感。

勢いがつけば自転車でも坂道なら50キロぐらいすぐ出てしまう。

車とほぼ変わらない速さで峠を駆け抜ける。

是、まさに天国なり。

そんな天国と地獄、ヘル&ヘヴンを乗り越えてようやく43番札所、明石寺に到着。

ハァハァ…

ど、どんなもんじゃい…!

手際よく参拝をすませ、お土産屋さんで宇和ゴールドなるミカン(イヨカン?)とみかんジュースを買った。

疲れた身体に柑橘類の酸味がしみわたる…っ!

うまいっ!

宇和ゴールドはめちゃくちゃデカくてみずみずしい。

お店のオバちゃんが、そのまま食べると汁でエライことになるから!

とわざわざ皮をむいて、お皿まで一緒に出してくれた。

宇和ゴールド1個150円、みかんジュース150円。

うん、なんとなく愛媛を感じた気がする。

 

少し元気が出た。

 

今日の参拝は明石寺で終わる予定なのだが、明日の44番大宝寺、45番岩屋寺は愛媛の山奥にある。

明石寺があるここ、西予市(せいよし)から、70キロほどの距離だ。

 

明日を楽にするためにも今日でなんとか1キロでも近づいておきたいところ。

西予市から、大洲市、内子町を抜けて山道に入るちょくぜんの道の駅せせらぎまでなんとか順調にこられた。

時間はすでに17時を過ぎている。

道の駅には、ボクの他に自転車でお遍路している2人の先客がいた。

彼らは今日はここで宿をとって明日44番、45番と周る予定らしい。

二人とも60歳を越えているのに自転車遍路とか超人すぎる…

32歳でもうだめダァ…とか毎日思っているヤツもいるというのに。

 

コイツは負けていらんねぇ!!!

 

と負けず嫌いの虫がムクムクとわいてきて、今日は日が落ちるまで先に進んでみることにした。

 

道の駅を出てからすぐ山登りが始まる。

すでに自転車に乗って進める勾配の坂ではないのでまたしてもヒィハァいいながら自転車を押してあがる。

しかし、行けども行けどもこの上り坂が終わる気配がない。

道の駅から出発して1時間が経とうとしているのにいっこうに頂上がみえない。

 

それどころか、道幅は狭く、人家はなくなって、最悪今日テントが張れそうな道すらなくなってきた。

 

地図を確認すると、坂の分岐のポイントまではそんなに距離はないはずなんだけど。。。

 

とにかく頂上までなんとかたどり着きたい。

 

すでに日は落ち始めていて周りがだんだん暗くなっていくのがわかる。

気持ちはあせるのだけど、いかんせんこの急な山道、ペースはあげられない。

 

そこから、さらに30分ほどのぼってようやく頂上らしきポイントのあずまや(休憩所)に到着。

 

もうほとんど日も暮れているので今日はここで一夜を明かすことにした。

 

ここに来るまでにまともなスーパーがなかったのでロクな買い出しもできずに手持ちの食材はインスタントのコーヒーと味噌汁だけ…

 

あぁ、どっかで早めに買い出しておけばよかった…

 

とにかくコーヒーと味噌汁でその夜はしのいで明日にそなえる。

 

やることもないのでブログでも書いてアップしようと思ったらまさかの圏外。

情報検索もろくにできない超山奥でのテント泊。

山の頂上で一人、孤独に震えた夜。

 

 

 

11日目につづく…

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